或る牧場の一日。DREAM DAIRY FARM DINNER写真レポート
2017年が始まり、日々のスピードは速くなり、めくるめく日常が過ぎ去っている。
chicabiとアトリエ花屋MY’S、そしてBANANAで、都市で暮らす近しい友人を招き、秘密の牧場で開催したシークレット・ディナー。MY’Sによって作られた花と植物とテキスタイルによる洗練された会場、澄んだ空気と真っ暗闇に光る星々、のんびりと過ごす動物たち、暗闇をゆっくりと走るトロッコ、そして搾りたてのミルクとその場で作られたチーズを使ったチーズフォンデュ。第一回目の開催はとっても温かい優しい空気に満ち溢れていた。
お昼過ぎの銀座。カントリーフォーマルにドレスアップした参加者はバスに乗り込み、行き先も告げられずにレインボーブリッジを通って、或る牧場まで向かった。
のんびりと移り行く景色を眺めながら、1時間ほどすれば、完全に里山エリアに到着。冬の日没時間は早く、間も無く日は沈みそうになっていた。西陽に照らされた牧場はどこかロマンチックで、動物たちも一日の終わりの気分かゆっくりとご飯を食べていた。ヤギとヒツジと、牧場搾りたてのミルクで作るカルーアミルクでお出迎えし、ご飯の前に動物と触れ合い、思い思いに自由にもふもふしたり、抱っこしたり、ご飯をあげてみたり、ソリに乗ってみたり、乗馬にチャレンジしようとしてみたり過ごした。
その後始まった晩餐会は、ウェルカムワイン、オードブル、サラダ、チキン、そしてチーズフォンデュととってもボリューミーでお腹いっぱいになる量が各テーブルに置かれ、それぞれ隣り合った人たちとおしゃべりしながら、暖房の効いた暖かいガラスハウスで、時にボトルでワインを入れてグイグイ飲みながら楽しく過ごして頂けたと思う。
途中には、サプライズバースデーがあって、牧場に置いてあるピアノで生演奏でお祝い。友人からサティ”ジムノペティ”が演奏された。オレンジ色に灯った温かいガラスハウスに響く、ゆったりとしたピアノはとっても優雅で、すっかりお腹もいっぱいになった我々は、すっかり陽がくれた夜の牧場に再び出ては、焚き火にあたり、野外のバーでお酒を飲み、そして暗闇を走るトロッコにワイングラスを持って乗り込んだ。夜は短く、それはそれは童心に戻るような、大人びいたような少し不思議な時間だった。
そして程よい時間に晩餐会は終わりを告げ、夜の牧場を探検しながら、ライトアップされたイルミネーションを観て、再びソリにのり、お土産を手に入れて、バスに乗り込んだ。
時々、都市を離れて自然に触れると、なんだかふわっと体のペースが落ち着いてくる。本来人間が持ち合わせている本能的なリズムが整うのだろう。その時、私たちはとってもリラックスし、会話が優しくなったりする。
そのことは、とっても素敵なことであって、だからこそ、大切な人たちとぜひ一緒に過ごして頂きたいと思っている。
次回は2月25日(土)と3月11日(土)。ぜひ日帰りの晩餐会に参加してみてはいかがだろう。 大切な人とのゆっくりとした時間はもちろん、偶然居合わせた人たちと素敵な繋がりが生まれる機会になると嬉しい。
第2回
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第3回
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