通勤シャトルバス
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通勤に抱えている課題から新たな移動サービスのニーズを発掘するため、通勤シャトルバス実証実験を実施しました

busketは、12月18日(木)に、朝の通勤問題を解決し、新たな移動ニーズを発掘するために、溝の口から虎ノ門・東京までの無料通勤シャトルバス(https://wunder.co.jp/2019/12/11/143/)を運行しました。また、今回の取り組みをきっかけに移動の課題などを調査するため、通勤に関するアンケートを実施し、みなさまからたくさんのご回答をいただきました。


ここでは、当日の通勤シャトルバスの様子をレポートいたします。


実証実験当日、朝7時に溝の口駅を出発。運行中のバスの車内では、仮眠をとったり、スマホでニュースをチェックしたり、はたまた車窓からの景色を眺めたりなど、思い思いの過ごされていました。

普段の通勤での満員電車という環境ではなかなかできない過ごし方ができたのではないでしょうか。

定刻通り出発したバスですが、我々が思っていた以上に朝の交通渋滞が発生したこともあり、当初の予定から30分ほど時間がかかっての虎ノ門、東京へと到着しました。事前に渋滞予測も踏まえて行程を組んでいましたが、朝の渋滞での時間の見積もりに関しては、私達としても大きな課題だと痛感しました。

いつもの通勤の満足度は?

ここからは、みなさまにご協力していただいたアンケートを見ながら、通勤時の課題や今後に向けた取り組みについてもまとめてみたいと思います。

まず、今回の実証実験のバスに乗車されてない方も対象に、幅広くみなさんに実施したアンケートの質問のうち「現在の通勤方法に満足していますか?」という質問に対し、「あまり満足でない」と答えた人は半数を超えていました。

ワークスタイルが多様化してきているとはいえ、まだまだラッシュ時に通勤している方も多くいます。

逆に、今回の通勤シャトルバス乗車した方を対象としたアンケートの「今回のシャトルバスは、普段の通勤方法よりも快適でしたか?」という質問の回答では、「快適」が40%超、「普通」が25%、「快適でない」「あまり快適でない」をあわせて約3割という結果となりました。

今回の実証実験では、シャトルバスが交通渋滞に巻き込まれ、予定よりも大幅に到着時間に遅れが生じてしまいました。おそらく普段の通勤時間の2倍は時間がかかった方もいたかもしれません。

しかしながら、比較的好意的な捉え方をしていただいてる方が多いということは、普段の通勤時での課題で「満員電車で座れない」「駅やバス停での混雑」が〜割を超えるほどの回答があったことからも、バスだからこその移動中の環境ストレスが少なかったことが要因の一つとして挙げられるのではないでしょうか。

また、アンケートでは通勤シャトルバスにほしいサービスについても伺いました。半数以上の人が、「電源」や「Wi-Fi」がほしい、との回答があり、移動時間を作業や業務、情報収集などの時間にあて、有意義に過ごしたいという意向が反映された結果となりました。

また、朝食やドリンク提供といった回答も多くみられるなど、快適さや時間の有効活用に対する意識の高さが伺えます。

テレワークやフレックス制度、多様な働き方を許容していく仕事によってワーカーの働く場所、時間、曜日が多様化し、朝のラッシュが緩和される未来もいずれ来るかと思います。多様な移動ニーズに対応するためにも通勤手段に今以上の選択肢ができることで、もっと早くみなさまの快適な通勤が期待できると思います。

今回の実証実験を通して、みなさまからのご意見や課題、また私たちが改善しなければならない課題も多く見つけることができました。今回の取り組みにご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

引き続きbusketでは、移動の時間を少しでも有意義に活用し、仕事やプライベートも含めて充実に過ごすことができる社会となれることを目指し、みなさまにとって快適な移動サービスの実用化・提供に向けてより一層力を入れて取り組んで参ります。

これらのようなバスを活用した新たな移動サービスの取り組みに関して、ご関心のある企業や自治体の方々からのご連絡・お問い合わせもお待ちしています。

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