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貸切バスを活用した、新型コロナワクチン接種を促す方法

新型コロナウィルス感染症へのワクチン接種が全国で開始されました。

東京や大阪など都市部では大規模摂取会場が設置され、他にも職域接種と呼ばれる企業単位での接種も始まったことで、65歳以上の接種のみならず若い世代にも接種できる状況になってきました。

一日でも早く多くの方々がワクチンを接種することで、これまでのような社会生活に戻り、旅行や会食といったことも気兼ねなく行ける日が来ることが期待されています。

大規模接種会場へシャトルバスの運行開始

ワクチン接種を行うには、接種会場に移動する必要があります。依然として新型コロナウイルスの蔓延が気になる状況ですので、感染予防や対策をしっかりした上で、接種会場に移動したいものです。

そこで、自治体主導で、新型コロナウイルスワクチン接種会場行きの直行バスやシャトルバスを巡回させています。

例えば、東京の大規模接種会場である大手町合同庁舎3号館は、駐車場が用意されていないことから、東京駅から会場までの無料送迎シャトルバスが運行されています。所要時間は片道約10分、概ね5〜6分間隔で運行されていることから、バスの乗車率も気にせずに移動することができます。JRにて東京駅まで移動しやすい方や、東京駅までをタクシーなどでご移動される方は便利です。

▼自衛隊東京大規模接種センターへの無料送迎シャトルバス運行について
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/05/21/24.html

同じく、自衛隊の大規模接種会場を設置している大阪は、会場である国際会議場へ大阪駅前・なんばからの無料シャトルバスが運行されています。また、大阪市の大規模接種センター(インテックス大阪)へは、コスモスクエア駅前・地下鉄住之江公園から運行されています。

▼新型コロナウイルスワクチン大規模接種会場行きの直行バスの運行について
https://citybus-osaka.co.jp/notice/20210603_vaccine_bus/

各自治体にて、大規模接種会場への無料シャトルバスが運行されていますので、ぜひ、自治体のウェブサイト等をご覧ください。

職域ワクチン接種を推進するバス運行

大規模接種会場などの施設の開設のみならず、いかにして多くの人たちがワクチン接種ができるようし、接種率を高めるかが大きな鍵となります。

そこで、政府もいち早く「職域接種」を推進しています。職域接種とは、ワクチン接種に関する地域の負担を軽減し、接種の加速化を図っていくため、企業や大学等において、職域(学校等を含む)単位でワクチンの接種を行うものです。

医療機関だけでなく、教育機関、そして、工場勤務などの勤務環境が必要となる職種の方々においては、いち早く接種できる状況にすることが必要です。

そうした職域接種の推進に一役買うため、国際興業、国際興業大阪、山梨交通、岩手県交通、十和田観光電鉄(青森)、秋北バス(秋田)の6社は職域接種を応援すべく、観光バスや路線バス、タクシー、ハイヤーなどを活用し、連携すると発表しています。

6社の主たる事業エリアである東京、埼玉、大阪、兵庫、山梨、静岡、青森、秋田、岩手、宮城のエリア内に本社や事業所、工場などを置く企業に対して、最寄り駅と接種会場間のシャトルバスや、中距離での社員輸送、医療従事者の送迎などによって、自由度の高い移動環境を提供しています。

参照:「職域ワクチン接種応援バス」提供 全国の国際興業ほか6社が団結 窓口も一本化

余剰のバスを活用した接種空間の提供

ワクチンの接種会場への移動手段としての貸切バスのみならず、バスそのものを接種会場にしたり、接種前後の待機場所としてバスを活用したりする事例も登場してきています。

車両の機動性を活かし、接種会場の少ない地域や病院まで行くのが大変な山間部、および移動が困難な人たちに対して移動式の接種所としての提案をするバス事業者もいます。

車内の前方で受付・問診をし、バス中央で接種スペースを確保、後方の座席を経過観察用の待機所として利用するなど、バスの特性を活かした接種会場となります。また、リフト付きの大型バスでは、車椅子や足の不自由な人でもバスに乗車できます。

特に、屋外などのワクチン接種会場の場合、日よけなど経過観察のための待機場だけでのご利用も可能です。屋外でトイレのない場所でも、トイレ付きのバスを用意することで、トイレ対策としてもご利用いただけます。

他にも、接種会場に移動できない人向けに、医療従事者をハイヤーで送り届けたり、団地など集合住宅に医療従事者を輸送したりすることもできます。

参照:ワクチン接種開始で新サービス、旅行会社やバス会社が余剰資源生かして

マンション管理会社や不動産会社の方々においては、住民のワクチン接種を促す施策としていかがでしょうか?


弊社も、提携する全国のバス事業者と連携し、上記のような輸送手段や接種会場化、経過観察用の待機所としてのバス手配を迅速に対応する体制を整えています。

WTT(busket)は、職域接種におけるバス事業者の広域連携や複数のバス事業者を束ね、手配や運行をすることができるシステムでもあります。

自治体、企業、地域のNPOの方々におかれましては、貸切バスを活用したワクチン接種会場への輸送や環境整備に関するお問い合わせをお待ちしています。
http://wunder.co.jp/

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