レポート

35万人が熱狂したADE2014の記録 ~Vol.01~

アムステルダムの夜がなんだか騒がしい。

85カ国から35万人以上が集まる、世界最大級を誇るダンスミュージックに特化したビッグイベント「ADE(アムステルダム・ダンスイベント) 」が10月15日から5日間にわたって開催された。

アムステルダム市内のクラブ125カ所で400以上ものパーティーが行われ、ADEのロゴが刻まれた黄色いフラッグが街中に掲げられた。

まさにアムステルダムが音楽一色で染まる5日間である。私ははこの祭典にフォトグラファーとして参加し、写真に記録出来ることを本当に心待ちにしていた。

先ず、私が撮影に向かったのは、オランダのHouseミュージックを牽引しているDEKMANTELが主催するNorth Sea Jazz Clubの会場である。

DEKMANTELは、夏にAUGUST 1-2-3のキャンプインで約2万人規模の野外フェスティバルを行い、こちらも取材で入っていたのだが、アムステルダムの中でも注目度が高く、勢いのあるレーベルの1つである。

会場に入ると落ち着いた雰囲気のラウンジ、フロアは300人程集まり音楽好きの人々が、思い思いに心地よいリズムに合わせて踊っていた。

Dekmantel所属のJuju & Jordash がliveショーケースを行っており、お互いに目配せをしつつ、緊迫した2人のやり取りに吸い込まれていった。彼らがビートにシンセサイザーを重ねていく内に、フロアは徐々に危険な匂いが立ち込め、会場は熱をおびていった。

次に訪れたのは、アムステルダムの中心部に位置する、ビッククラブ「ESCAPE」。出演アーティストは弱冠17歳の若きEDMの天才、Martin Garrixである。チケットはsoul outで会場は超満員。この日の盛り上がりはADEの中でも桁違いであっただろう。

Martin Garrixが曲を繋ぐ度に、オーディエンスは歓声をあげ、同時にライトとスモークがフロアを包み、この場に居た人々が喜びを表現するべく、皆、一様に笑顔で踊っていた。熱狂のあまり、観客がステージに登るハプニングが起きた時にも笑顔で握手をするMartin Garrixの姿が非常に印象的であった。

空の色がほんのりと朝に近づいて来ても、アムステルダムの街は騒がしいまま。眠れないパーティーピープル達が、まだまだ、これから!とばかりに、足早に脇を通り過ぎていった。

BANANAではDekmantel Officialよりチケット特別枠を頂きましたので、少数ですが参加者を募集します。
http://bnana.jp/products/dekmantel-festival2015/

BANANA “海外フェス”コミュニティ
https://www.facebook.com/groups/bnanajp/

Photos & Text by Atsushi Harada
Coordinate byVAST, Wakyo From Amsterdam
Edit by Kana Miyazawa

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