レポート

ZIPANG 2017 Photo Report |3年目の開催は過去最高のエネルギーに溢れた素晴らしいパーティー

ZIPANG 2017 3年目の開催は雨さえも蒸気になり光を揺らし、どのフロアも熱気に溢れて、過去最高の動員と盛り上がりを見せた。国内アーティストにのみこだわり開催されるZIPANGは国外からのツーリストの参加も多く、シーンの盛り上がりと認知、成長を体現するかのような象徴的で素晴らしいパーティーとなったように思う。

会場は南房総市の白浜フラワーパーク。都内からも海を渡りすぐの場所。BANANAでは恒例のDIEZONEツアーを実施。恒例のツアーは早速運転手さんを巻き込みながらの大宴会であり、DIEZONEがマイクを手放すことはほとんどなかった。

移りゆく都会の景色に合わせ、70年代後半-80年代生まれの柔らかいところを突く選曲は(そしてそれはただの懐メロと呼ばれることもあるが)そのタイミングとチョイスにより、完全に会場(車内)を一体化する魔法であった。途中、モエシャンドンが当たるじゃんけん大会や、スポンサー提供されたコカレロで乾杯しながら、一行は白浜フラワーパークに向かった。

会場に到着するとすっかりパーティーはオープンしていた。確実に増加した来場者と前のめり感はZIPANGに対する期待の高さと国内シーンの遊び方の成熟の集合体のように感じた。プールで遊ぶ人々やジャングルでゆっくりと過ごす人、そして早速ジャングルパレルのお風呂に入る人や、Upperフロアで踊り狂う人。充実したフードエリアと色とりどりのショップ。遊び慣れた人々やビーチで太平洋を見渡しゆっくり過ごすカップル。

人それぞれに楽しみながら、どこからどこへでもすぐにアクセスできる程よいコンパクトさ。安心して楽しめる国内の安定のラインナップとその幅の広さ。

途中の雨にもかかわらず、全天候型をうたうZIPANGはそのことを証明する。
全てのフロアに屋根が完備されているため、雨に濡れないのだ。

どこでも安心して遊べる。体が冷えてしまったらジャングルパレル(ホテル)に逃げ込み、お風呂に入れば良い。

それをわかっているのであろう。玄人感のある参加者たちは夕方から翌朝までのそれぞれの楽しみ方を全開で発揮していた。ずっと遊び続けてボロボロになってる人や、しっかり睡眠して朝気持ちよく踊っている人。ここまでバランスのいい遊び人が集まるのは尊敬である。

運営チームの愛が垣間見えるとっても素敵なパーティーだった。

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